桜鯛

のぶさん

2011年04月02日 08:54


season: 2020 autumn
year-month-day-time:  2020年(R2)9月20日 01:22
point: OM島
size : 70


season: 2016 spring
year-month-day-time:  2016年(H28)3月26日 20:54
point: OK島
size : 57


season: 2012 spring
year-month-day-time:  2012年(H24)4月14日 23:23
point: OK島
size : 50



season: 2011 spring
year-month-day-time:  2011年(H23)3月28日 00:17
point: LED島
size : 32

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マダイ Pagrus major(真鯛、英: Red seabream)は、スズキ目スズキ亜目タイ科に分類される魚類。日本では重要な食用魚で、「鯛」といえば狭義にはこの魚を指す。

特徴
全長120cmに達する大型魚だが、食用として多く流通するのは30-70cm程度である。体は側扁した楕円形で、顎が前方にわずかに突き出る。胸鰭は細長く、全長の半分近くに達する。背鰭は前に棘条12・後に軟条10、尻鰭も同様に棘条3・軟条8からなる。尾鰭は大きく二叉する。口の中には上顎に2対、下顎に3対の鋭い犬歯があり、その奥に2列の臼歯がある。

体色は紫褐色を帯びた光沢のある淡紅色で、青い小斑点が散在する。若魚では体側に5本の不明瞭な横縞が出るが、成魚ではこの横縞がなくなる。また、尾鰭の後縁が黒い点でチダイやキダイと区別できる。

北海道以南から南シナ海北部までの北西太平洋に分布するが、奄美群島・沖縄諸島沿岸には分布しない。漁獲量は東シナ海・瀬戸内海・日本海の順に多く、太平洋側では南ほど多い。

成魚は水深30-200mの岩礁や砂礫底の底付近に生息し、群れを作らず単独で行動する。肉食性で、小魚、甲殻類、頭足類、貝類など小動物を幅広く捕食する。頑丈な顎と歯で、エビやカニの硬い殻も噛み砕いて食べてしまう。

生活史
マダイの産卵期は2-8月で、温暖な地域ほど早い。成魚はこの時期になると沖合いの深みから浅い沿岸域に移動する。

卵は直径0.8-1.2mmの分離浮性卵で、海中を漂いながら発生する。産卵数は体重1.1kgのメスで30万-40万、体重4kgのメスで100万、体重6.2kgのメスで700万というデータがある。ただしマダイは卵や稚魚を保護しないため、卵や稚魚のほとんどが他の動物に捕食されてしまう。

稚魚は浅い海の砂礫底、岩場、藻場などで生活し、小動物を捕食しながら成長する。生後1年で全長約15cmに成長し、2-3年で浅場を離れて深みに移る。寿命は20-40年程とみられる。

利用
タイの姿造り、日間賀島の民宿にて
タイの頭の煮付け身は歯ごたえのある白身で、他の魚に比べて臭みや脂肪などの癖も強くない。また、鮮度の落ちが遅いのも特徴である。刺身、焼き魚、吸い物、煮付け、鍋料理、鯛めしなど多種多様な料理に用いられる。

日本では古くからマダイは鮮やかな赤い体色と「メデタイ」との語呂合わせから、めでたい魚と考えられ、慶祝事や神道の祭において欠かせない高級食材とされてきた。需要が多いため、養殖や放流も行われる。また、マダイにあやかってタイ科魚類は勿論、マダイと似た扁平な体型や赤い体色であればタイ科以外の魚でも総称して「鯛」と呼んだり、○○鯛という名の付いたものが多い(鯛の項目参照)。

日本で珍重されるタイだが、世界の別の地域では必ずしも高級魚ではない。中国の風習では「屍肉を食う魚」とされ、下等魚として扱われている[1]。アメリカでは、一部の日本料理店などを除き、一般的な食用魚として流通はしていない。韓国ではチャムドム(참돔)と呼ばれ、日本ほど一般的ではないが食用にする地域もある。台湾では正鯛、加臘と呼ばれ、日本のように高級魚扱いはされないが、刺身や中華風の料理で食べられている。オーストラリアでは、大型のモノが簡単に釣れることや、淡白な味がオーストラリア人の好みに合わない理由から評価が低く、日本ほど一般的な食用魚として流通はしていない。

別名
タイ、オオダイ、ホンダイ、タイノユウ(各地)チャリコ、カスゴ(近畿地方・幼魚)マコ、オオトクダイ(東京)シバダイ、ヒシコ(長崎)マジャー(有明海沿岸)マコダイ(鹿児島)など、地域や魚体の大きさに応じたさまざまな呼称がある。漁業関係者の間では、チダイやキダイなどよく似た近縁種との区別もわりと明確で、別物として扱う。

時期や食味に対応した呼称として、産卵期で脂が乗ったものを表す「桜鯛」(本来は、寒鯛の「身が桜色」になったものを言います)「魚島のたい」、産卵後の味が落ちた状態を表す「麦わらだい」がある。なお、サクラダイを標準和名とする魚もいるので注意を要する。

ことわざ・慣用句
いづれも、食材としての鯛が豪奢であったことが由来している。

海老で鯛を釣る - マダイの釣り餌に小さなエビを用いることから転じ、小さな元手で大きな利益を得ることを例えたもの。
腐っても鯛 - マダイは鮮度の落ちが遅いことから転じて、時を経てもかつての力や価値を失わないことを例えたもの。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』




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